赤は、ファッションにおいて最も印象的な色の一つです。鮮やかで目を引く赤を上手に取り入れることで、普段のコーディネートが一気に華やかになります。しかし、赤は強い色なので使い方を間違えると派手すぎたり、チグハグな印象になってしまうことも。
この記事では、赤を「差し色」として上手に取り入れる方法と、かわいらしさを引き立てるコーディネートのテクニックをご紹介します。
赤の魅力と心理効果
赤には様々な魅力と心理効果があります。
赤がもたらす効果
- 注目を集める: 視認性が高く、目を引く効果がある
- 活力を与える: エネルギッシュで元気な印象を与える
- 温かみを感じさせる: 暖色系の代表として温かみのある雰囲気を作る
- 情熱や愛を表現する: 古くから愛や情熱のシンボルとされてきた色
赤の種類と印象の違い
- ビビッドレッド: 鮮やかで元気な印象、若々しさを演出
- ダークレッド(ボルドー): 大人っぽく落ち着いた印象、上品さを演出
- コーラルレッド: ピンクがかった赤で柔らかく女性らしい印象
- バーミリオン: オレンジがかった赤で温かみのある印象
自分の肌トーンや好みに合わせて、赤の種類を選ぶことも重要です。
赤を差し色として使うコーディネート術
1. 小物使いで取り入れる赤
初めて赤を取り入れる方や、派手すぎるのが苦手な方には、小物から始めるのがおすすめです。
おすすめの赤小物アイテム
- 赤いバッグ: モノトーンコーデに赤いバッグを合わせると、シンプルながらも洗練された印象に
- 赤い靴: 黒や白、デニムなどのベーシックなコーデに赤い靴を合わせると、足元から華やかさをプラス
- 赤いベルト: シンプルなワンピースやシャツワンピに赤いベルトを合わせると、ウエストマークとともにアクセントに
- 赤いストール・マフラー: 顔周りに赤を持ってくることで、顔色が明るく見える効果も
- 赤いネイル: 控えめながらも女性らしさをアピールできる
コーディネート例
- 白Tシャツ+デニムパンツ+赤いバレエシューズ
- 黒のワンピース+赤いクラッチバッグ
- グレーのニット+黒スカート+赤いベレー帽
2. トップスに赤を取り入れる
顔周りに赤を持ってくることで、顔色が明るく見え、華やかな印象になります。
おすすめの赤トップスアイテム
- 赤いニット: 秋冬の定番アイテム。デニムやベージュのボトムスと相性抜群
- 赤いブラウス: フェミニンな印象を与えるアイテム。オフィスカジュアルにも取り入れやすい
- 赤いカーディガン: インナーを白や黒にすることで、赤が引き立つ
- 赤いTシャツ: カジュアルながらも存在感のあるアイテム
コーディネート例
- 赤いニット+デニムスカート+白スニーカー
- 赤いブラウス+黒のタイトスカート+ベージュのパンプス
- 白Tシャツ+デニムパンツ+赤いカーディガン
3. ボトムスに赤を取り入れる
下半身に赤を持ってくることで、スタイリッシュな印象を与えることができます。
おすすめの赤ボトムスアイテム
- 赤いスカート: フレアタイプなら動きが出て女性らしく、タイトタイプならシャープな印象に
- 赤いパンツ: 意外と合わせやすく、トップスを白や黒、ネイビーにすることでバランスが取りやすい
- 赤いプリーツスカート: 動きのあるシルエットで、カジュアルにもきれいめにも対応可能
コーディネート例
- 白のブラウス+赤いフレアスカート+ベージュのパンプス
- 黒のニット+赤いストレートパンツ+黒のローファー
- グレーのTシャツ+赤いプリーツスカート+白スニーカー
4. アウターに赤を取り入れる
赤いアウターは存在感抜群で、シンプルなインナーとの組み合わせでもサマになります。
おすすめの赤アウターアイテム
- 赤いコート: 冬の定番アイテム。モノトーンコーデの上に羽織るだけで華やかに
- 赤いジャケット: オフィスカジュアルにも取り入れやすく、黒のパンツやスカートと好相性
- 赤いカーディガン: 羽織るだけで春秋のコーデが華やかに
コーディネート例
- 白ニット+デニムパンツ+赤いチェスターコート
- 白シャツ+黒スカート+赤いテーラードジャケット
- 白Tシャツ+ベージュのワイドパンツ+赤いロングカーディガン
赤×他の色の組み合わせテクニック
赤と他の色を組み合わせることで、様々な印象を作り出すことができます。
赤×白
清潔感があり、爽やかな印象に。赤が引き立ち、最も赤を鮮やかに見せる組み合わせです。
コーディネート例
- 赤いブラウス+白のワイドパンツ
- 白のTシャツ+赤いスカート
- 白のワンピース+赤いカーディガン
赤×黒
クラシックで大人っぽい印象に。シックでありながらも華やかさを演出できます。
コーディネート例
- 赤いニット+黒のタイトスカート
- 黒のブラウス+赤いパンツ
- 黒のワンピース+赤いベルト+赤いパンプス
赤×ネイビー
上品で知的な印象に。赤の鮮やかさを抑えつつも、おしゃれ感を出せる組み合わせです。
コーディネート例
- 赤いブラウス+ネイビーのタイトスカート
- ネイビーのニット+赤いプリーツスカート
- ネイビーのワンピース+赤いストール
赤×ベージュ
柔らかく女性らしい印象に。赤の強さがベージュによって中和され、優しい雰囲気になります。
コーディネート例
- 赤いニット+ベージュのワイドパンツ
- ベージュのブラウス+赤いスカート
- ベージュのコート+赤いマフラー
赤×デニム
カジュアルながらも華やかな印象に。最も取り入れやすい組み合わせの一つです。
コーディネート例
- 赤いブラウス+デニムパンツ
- 赤いTシャツ+デニムスカート
- デニムジャケット+赤いワンピース
シーン別・赤を取り入れたかわいいコーデ
デイリーカジュアル
普段使いにも取り入れやすい、カジュアルながらもかわいい赤コーデをご紹介します。
コーディネート例
- 週末のショッピングコーデ
- 白Tシャツ+デニムパンツ+赤いカーディガン+白スニーカー
- ポイント:カジュアルなベースに赤いカーディガンを羽織るだけで、女性らしさがアップ
- カフェデートコーデ
- ボーダーTシャツ+赤いプリーツスカート+白スニーカー
- ポイント:定番のボーダーと赤の組み合わせは、フレンチカジュアルな雰囲気に
- 休日のお出かけコーデ
- グレーのニット+デニムパンツ+赤いベレー帽+赤いバッグ
- ポイント:小物で赤を取り入れることで、さりげなくおしゃれ感をアップ
オフィスカジュアル
職場でも取り入れやすい、きれいめな赤コーデをご紹介します。
コーディネート例
- きれいめオフィスコーデ
- 白シャツ+黒のタイトスカート+赤いパンプス+赤いベルト
- ポイント:ベーシックなモノトーンコーデに赤の小物を合わせることで、華やかさをプラス
- 女性らしいオフィスコーデ
- 赤いブラウス+ネイビーのタイトスカート+ベージュのパンプス
- ポイント:赤いブラウスは顔色を明るく見せ、好印象を与える
- 冬のオフィスコーデ
- グレーのニット+黒のパンツ+赤いストール
- ポイント:シンプルなコーデに赤いストールをプラスするだけで、季節感と華やかさをアップ
デート・お呼ばれ
特別な日に着たい、華やかな赤コーデをご紹介します。
コーディネート例
- デートコーデ
- 赤いニット+白のプリーツスカート+ベージュのパンプス
- ポイント:赤いニットは女性らしさをアピールでき、デートにぴったり
- カジュアルなお呼ばれコーデ
- 白のブラウス+赤いフレアスカート+ベージュのパンプス+ゴールドのアクセサリー
- ポイント:赤いスカートが主役のフェミニンなコーデは、カジュアルなパーティーにも対応
- 冬のお呼ばれコーデ
- 黒のワンピース+赤いコート+黒のパンプス
- ポイント:シンプルな黒のワンピースに赤いコートを合わせることで、エレガントな印象に
赤を取り入れる際の注意点
1. 赤の量をコントロールする
赤は強い色なので、全身に取り入れるとインパクトが強すぎることがあります。初めは小物や一部のアイテムから取り入れ、慣れてきたら徐々に増やしていくのがおすすめです。
2. 自分に似合う赤を見つける
赤にも様々な種類があります。自分の肌トーンに合った赤を選ぶことで、より自然に取り入れることができます。
- イエローベース(春・秋タイプ): オレンジがかった赤、コーラルレッドなど
- ブルーベース(夏・冬タイプ): ブルーがかった赤、ワインレッドなど
3. TPOを考慮する
赤は目立つ色なので、シーンに合わせた取り入れ方をすることが大切です。フォーマルな場では小物で取り入れる、カジュアルな場ではトップスやボトムスに取り入れるなど、TPOに合わせて調整しましょう。
4. 他の色とのバランスを考える
赤を取り入れる際は、全体のバランスを考えることが重要です。赤が主役の場合は、他の色はシンプルにまとめるのがおすすめです。
まとめ:赤を味方につけて、かわいいコーデを楽しもう
赤は、使い方次第で様々な表情を見せてくれる魅力的な色です。小物から取り入れたり、他の色とバランスよく組み合わせたりすることで、自分らしいかわいいコーデを作ることができます。
初めは少量から取り入れ、徐々に慣れていくことで、赤を味方につけたファッションを楽しめるようになるでしょう。ぜひ、この記事で紹介したテクニックを参考に、赤を取り入れたかわいいコーディネートに挑戦してみてください。
赤を差し色に取り入れるだけで、普段のコーデが一気に華やかになり、周りと差をつけることができます。自分に似合う赤を見つけて、ファッションをより楽しんでくださいね!